移住ハンドブック 暮らす、村。信州小川村
10/16
10北田さんの陶器と、古材を再利用したディスプレイ棚がゆったりとした空間を作る北田さんの器でお茶をいただくと、時間の流れがゆっくりに感じられる。テーブルは古い臼にガラス板を乗せたもの小川村ライフについて聞きました Q&A小川村ライフの良いところは?Q1ゆっくり流れる時間ですね。村の人と村の自然が、作品の個性を育ててくれました。A小川村ライフで 一番心に残っていることは?Q2家族が増えた時、ギャラリーに初めてお客さんが来てくれた時、ですね。A将来の目標を聞かせてください。Q3自分の作品に会いに来てくれる人が増えるように、これからもコツコツと頑張りたいと思います。Aこれから小川村に 移住を考えている方にひと言。Q4小川村でやりたいことが見つかったら、村にあるものを使ってやってみる。アイディアと行動力が鍵です(笑)。A小川村ライフについて聞きました Q&A小川村ライフの良いところは?Q1家から見える北アルプスの景色は最高で、朝焼け、真昼間、夕焼けそれぞれが感動的です。A小川村ライフで一番心に残っていることは?Q2主人が、8年かけて完成させたセルフビルドの家。予定とはちょっと違いましたが満足しています(笑)A将来の目標を聞かせてください。Q3小川村の草木は場所や育ち方で色合いが違うのに驚きました。ここから新しい色合いの染色を見つけていきたいです。Aこれから小川村に移住を考えている方にひと言。Q4季節の変化の素晴らしさを感じることができる場所です。晴れた日の荘厳な景色に、きっと感動するはず。Aふだん使いの陶器として 陶芸作家、北きただ田よしのさんの陶房「かぜの窯・ギャラリー風ふう」があるのは小川村役場からもほど近い村の中心部。のどかな里山の自然に囲まれた広々とした敷地に自宅兼陶房が建つ。もともと県内駒ヶ根市出身の北田さんは、1979年にご主人と結婚し、小川村村民となった。1男2女を育てながら36歳で陶芸を始め、2002年に念願のギャラリーをオープン。現在も毎朝4時には起き、午前中は作陶に集中する。しかし普段の北田さんに作家然とした気負いはない。100年物の古材をリユースしたギャラリーには、ゆったりとした時間が流れる。1.ジャケット、スカーフ、インナーなど全て小中さんの作品 2.マリーゴールドの花で染めてみる 3.隣に生えている同じ種類の草木でも、染めると色が違うことが。自然の素晴らしさに感嘆するという陶芸作家北田よしのさん北田さんの元気の源小川村の四季を作品に盛り込んで場所と人が私を育ててくれる若い人の自由な発想を育ててくれる場所123手びねり、たたら作り、ろくろ作り、いろいろな技法、土を使って多彩な器が作られているものが多い器に込められた小川村の四季と日常工房野良小中和代さん小中さんの元気の源桃源郷のような場所で創作活動ができる自然の草木の色合いの素晴らしさを知る小川村から全国へ作品を発信横浜から小川村へここで始めた染めと織り 作家の小こなか中和かずよ代さんとご主人の山本一夫さんのお宅は、細いくねくねした道をどんどん上がって行った山の中腹。桃源郷のような景色を眼下に、工房と一夫さんのセルフビルドした家がある。月の半分は首都圏のデパートの展示会やギャラリーでの個展、企画展。それに合わせての制作と忙しく日々を送る和代さん。 娘が転校せずにすむように、高校入学時に引っ越してきた。「今は嫁ぎ北海道で酪農を営んでいます。小川村の豊かな自然の中での体験があったからです」と微笑む。パートナーでもあるご主人の一夫さんは以前は家具職人だったが、「小こなか中の作品をとても気に入ってくださる方が多くなり、彼女が安心して仕事ができるように、私は全面的にサポート組です」と話す。趣味ではじめた和代さんの作品が全国へ向けて発信されている。ギャラリー風3小川村高府8988-1 Z026-269-2575工房野良3小川村瀬戸川19533Z026-269-3872センパイ5センパイ6
元のページ