移住者の声

セカンド
ライフ

セルフビルド 平成版、里山の暮らし方

小川村で実ったあこがれの暮らし

 大好きな自然の風景が毎日眺められる生活を求めて、家族で小川村に移住した河辺寛之さん。若い頃からあこがれていた自然の中での暮らしを実現させて今年で10年になる。現在は奥さんの直子さんと3人の子どもと共に村内に住み、農業を営みながら家のセルフビルドも楽しんでいる。

千葉県で生まれた河辺さんは子どもの頃からアウトドアの楽しさに触れながら育った。北海道の大学を卒業後、ゼネコンに就職。現場監督として全国の建築現場を廻る中で直子さんと出会い、結婚。「当時は朝早くに家を出て帰るのは深夜が当たり前でした」と河辺さん。それでも休みの日には直子さんと一緒に山に登ったり、いずれ住みたい場所を探して国内各地を廻るなど、田舎暮らしへの情熱を抱き続けていた。そして関東にも関西にもアクセスが良く、「雪山が見える」という自分たちの好みにぴったりな小川村を見つけ、居を構えることになったのだ。

会社を退職し、移住を果たしたのが2007年。当初から「自然にどっぷりと浸かるには農業が良いだろうと考えていました」という河辺さん。準備期間を経て、栽培はもちろん、土壌成分の改良から有機肥料づくり、丈夫な苗づくりなどを本や勉強会等で学び、無農薬有機栽培に着手。現在は小川村内にある反(約70 a)の畑で作った安全安心な野菜を、主に首都圏の個人宅を対象に宅配直販し、好評を博している。

小川村ライフについて聞きました

Q&A

Q1 小川村ライフの良いところは?

A 余計なものがないところですね。僕はそれを不便とは感じないので(笑)

Q2 小川村ライフで一番心に残っていることは?

A 3 人の子どもの子育てを、自然豊かで平和な小川村で出来たことです。

Q3 将来の目標を聞かせてください。

A 自分の家が終わったら、僕の建て方に共感してくれた人から請負って、いろんな家を建てたいです。

Q4 これから小川村に移住を考えている方にひと言。

A のんびり暮らせるんじゃないか、という漠然としたあこがれだけでは厳しいかと。特に若い人は一回社会をしっかり経験してから移住した方がいいと思います。

信州風土や

住所:上水内郡小川村 高府9732-1-115

電話:090-2726-4274