移住者の声

セカンド
ライフ

創作意欲がぐんぐん作家活動 器に込められた小川村の四季と日常。

ふだん使いの陶器として

 陶芸作家、北田よしのさんの陶房「かぜの窯・ギャラリー風ふ う」があるのは小川村役場からもほど近い村の中心部。のどかな里山の自然に囲まれた広々とした敷地に自宅兼陶房が建つ。もともと県内駒ヶ根市出身の北田さんは、1979年にご主人と結婚し、小川村村民となった。1男2女を育てながら36歳で陶芸を始め、2002年に念願のギャラリーをオープン。現在も毎朝4時には起き、午前中は作陶に集中する。しかし普段の北田さんに作家然とした気負いはない。100年物の古材をリユースしたギャラリーには、ゆったりとした時間が流れていた。

北田さんは自らの作品を「ふだん使いの陶器」と話す。陶芸を始めたきっかけも「自分で作ったカップで好きなコーヒーを飲みたい」というささやかなものだったという。ブドウの葉など身近にある自然から着想を得たモチーフが、北田さんの手で使い勝手の良い形、主張し過ぎない色合いとなり、村内外の多くの人に愛用されている。

小川村ライフについて聞きました

Q&A

Q1 小川村ライフの良いところは?

A ゆっくり流れる時間ですね。村の人と村の自然が、作品の個性を育ててくれました。

Q2 小川村ライフで一番心に残っていることは?

A 家族が増えた時、ギャラリーに初めてお客さんが来てくれた時、ですね。

Q3 将来の目標を聞かせてください。

A 自分の作品に会いに来てくれる人が増えるように、これからもコツコツと頑張りたいと思います。

Q4 これから小川村に移住を考えている方にひと言。

A 小川村でやりたいことが見つかったら、村にあるものを使ってやってみる。アイディアと行動力が鍵です(笑)。

ギャラリー風

住所:上水内郡小川村高府8988-1

電話:026-269-2575