移住者の声

子育て

農業を通じて皆と育む「広がる夢」 麦ダンス農園代表 大沢収さん
主婦ときどき編集業 大沢綾子さん

人と自然が織りなす美しい景色とともに暮らす

 大沢綾子さんは北海道出身。信州大学を卒業後、長野市の出版社に編集者として勤務。その後、フリーになりイラストレーターとしても活躍。善光寺門前の、長野県でも有数の目抜き通りに近い編集室。賑やかで、伝統がある門前町がよく似合う……そんな方が綾子さんだった。ある日、小川村で収さんを取材し、それが出会いとなり、2年後に結婚。村へと移住したのだった。

「村に引っ越してきて、もう6年も経っちゃった」と、綾子さん。お子さんはふたり。取材当日は保育園に行っていた姉の結ちゃんと、綾子さんにおんぶされていた妹の和子ちゃん。屈託のない笑顔からは、穏やかな暮らしの中で、スクスクと育っているのがみてとれる。

ご主人の収さんは東京都出身。大学を中退し、海外へ。帰国後は会社員として勤務したが、安心安全な食への想いが深まり、自分自身で農産物を作り出したいと願うように。その場所を追い求め、辿り着いたのが小川村だった。「麦ダンス農園」という屋号で、日本農林規格の有機JAS認証を取得したズッキーニなどの農産物を生産、販売している。綾子さんも一緒に? と、尋ねると「私は子育て中だから……と、いいつつ、小川村に来て、結局畑仕事ってやってないね、収くん」というと「綾ちゃんは、そうだね(苦笑)。してないね。でも、いいんだよ。ま、いいんだよ」と、優しい。

小川村ライフについて聞きました

Q&A

Q1 小川村ライフの良いところは?

A 人が他人に対して無関心ではないところ。 特に子どもに関しては皆さん可愛がってくれるので、安心して子育てができますね。

Q2 小川村ライフで一番心に残っていることは?

A 地元の皆さんにご協力いただき、公民館で結婚式を挙げたこと!

Q3 将来の目標を聞かせてください。

A まずは農業で生計を立てること。それがきっかけで、小川村で農業をする若者が増えるといいな。

Q4 これから小川村に移住を考えている方にひと言。

A 村民の皆さんは温かく親切で、子どもたちは大自然の中元気いっぱい育つことができると思います。

麦ダンス農園

住所:上水内郡小川村高府13107

電話:026-269-2612