移住者の声
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働く・起業
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希少野菜・果物、食べる花を発信、全国の旬の果物をシェフに紹介する (有)グランジャ代表
三水亜矢さん
果実と希少野菜の可能性を求めて
全国の旬の農産物が、小川村を介して流通していることをご存知だろうか。物流の拠点がある訳ではない。国内各地で自然に、人に優しい農業を目指している生産者と、旬の食材を必要としているパティシエやシェフを仲介するオフィスが小川村に存在するのだ。オフィスの名はポルトガル語で「農園」を意味する「グランジャ(Granja)」。全国各地の産地を実際に訪ね、農産物に込められた思いを「大切に使ってくださる方」に伝える事業を展開している。旬の農産物は生産者から顧客(主に業務)へ直送される仕組みとなっている。グランジャ代表の三水亜矢さんは山口県出身。1960年代にブラジルで農場を経営していた両親とともに5歳までを当地で過ごした。成人後は東京の製菓材料メーカー勤務を経て、信州、松本へ転居。そこで出会った旬の果物の美味しさに惹かれ、現在の事業を思い立ったという。1997年に個人で起業し、2000年には会社組織へ。その後一旦オフィスごと実家のある山口県に戻るも、2005年結婚を機に再び信州、小川村へ移住。会社のヘッドオフィスも小川村に移った。家事、農業をしながら、現在も生産者、シェフへの訪問、食のイベントへの出展、希少果物、野菜の紹介、新商品の開発などで全国を精力的に廻っている。もともと「旅と食べることが好きで、全国を訪問・営業させていただくことは全く苦になりません」と三水さん。丁寧な仲介によって新たなご縁が結ばれる、旬の果物、希少作物は種類も用法も多岐にわたる。
小川村ライフについて聞きました
Q&A
Q1 小川村ライフの良いところは?
A ストレスがないところ(笑)。自然のものが相手の仕事だからでしょうか。
Q2 小川村ライフで一番心に残っていることは?
A しいて言えば雪の日の運転ですかね。スキルがないもので(笑)。
Q3 将来の目標を聞かせてください。
A 後継者となる若いスタッフを取り込みたいです。私自身は今の立場から一歩引いて、身の回りで完結出来るコンパクトな業態をやってみたいですね。
Q4 これから小川村に移住を考えている方にひと言。
A 移住前に実際に足を運んで、小川村の雰囲気を体感してみてほしいですね。村の方とのコミュニケーションを通して思わぬご縁が舞い込むかも知れませんよ。