移住者の声
-
働く・起業
-
起業の大先輩 村の女性起業の先駆者的存在
小川村のお母さんパワーを発信
小さなコミュニティの特徴のひとつは人と人との距離感が近いことだが、それを上手くさばいてくれる古老がいると、村民にとっても移住者にとっても、コミュニティの風通しがぐっと良くなる。そんな役割を小川村で自然に担っているのが「農の花」理事長の鎌倉由紀子さんだ。まだ村に農産物を主体とした6次産業が無かった頃に村内の女性の力を結集して行政と交渉し、仲間と組織を立ち上げた頑張りは並大抵ではない。今も鎌倉さんの人柄と広い視野に寄せられるスタッフの信頼感は大きい。平成13年、農林産物直売施設「さんさん市場」がオープン。購入客から加工品の要望が多かったことや、平成の市町村大合併の中で小川村が独立の道を選んだことから、鎌倉さんたち女性グループが村の農産物や郷土食に付加価値を付けて商品化出来ないかと考え、自治体の協力のもと発足した農産物加工施設が「農の花」である。平成17年から稼働し、当初こそ収益も低かったがその後順調に売上げを伸ばし、平成 23年には法人化も果たし、村内の女性パワーによる起業のモデルケースとして注目されている。
小川村ライフについて聞きました
Q&A
Q1 小川村ライフの良いところは?
A 自然が美しいところですね。アルプスはきれいだし、空気は美味しいし(笑)。あと昔、市町村合併をせず自主独立の道を選んだことも、良かったと思います。
Q2 小川村ライフで一番心に残っていることは?
A 70余年小川村で暮らしてきましたけど、感慨深いのは村の暮らしの移り変わりですね。それからそれにともなう女性の社会参加も。
Q3 将来の目標を聞かせてください。
A ありがたいことに、新しいメンバーも入ってくれましたので職場が今以上に活性化する環境をつくりたい。
Q4 これから小川村に移住を考えている方にひと言。
A 移住希望者と村民、お互いのフィーリングが大事。土地の流儀をおろそかにしない人、合わせられる人にはいい場所になると思いますよ。