移住者の声
-
働く・起業
-
食の誇り「おやき」は毎日完売 発祥の地のおやきを支える女性パワー
小川村で見つかった天職
小川村の女性は年齢を問わず、元気でハツラツとした人が多い。手作りおやきで有名な、道の駅おがわにある「食事処 味菜」の店長・小松はま江さんもその一人。小松さんは地元出身。高校卒 業後に上京、就職を経て小川村にUターンし、結婚、起業を経て現在の「天職」に巡り会った。下降気味だったセク施設から2002年に運営を引き継ぎ、2007年の道の駅指定を経て、現在は多くの観光客が訪れる村の玄関口として繁盛している。味菜の人気メニューはもちろん、小川村が世界に誇る郷土食・おやき。68~76歳の地元の主婦の方々が、その日の分だけを一つひとつ手作りする味菜のおやきは、調味料を最小限に抑えた素材本来の甘み、旨味が噛むほどに口に広がる。いったん焼いてから蒸かしてあるので、ふっくらもちもちとした食感が楽しめる。毎朝9時から販売しているが、手作りのため数が追いつかず、GW・夏休みなどのハイシーズンは午前中だけで完売してしまうこともあるという。普段我々が目にするおやきよりも大振りで具もたっぷり入っており、食事にもなる、味菜のおやき。テイクアウトや全国発送も可能だが、現地で出来立てを頬張る美味しさは格別だ。小川村ライフについて聞きました
Q&A
Q1 小川村ライフの良いところは?
A 人の温かみですね。それから「あるを尽くす(身の回りに有るものを活かしきる)」という精神は小川村の女性代々の特徴だと思います。
Q2 小川村ライフで一番心に残っていることは?
A 一番はその場で出来立てを食べることです(笑)。テイクアウトの場合は600wのレンジで1分30秒ほど加熱した後、トースターで表面がパリッとするまで 焼いてください。
Q3 将来の目標を聞かせてください。
A これからの小川村を担っていく地元の若い人たちと、イベントなどを通して接点を持ちたいですね。大人たちも利害や古い慣習を越えて世代交代を進めるべきでしょう。主に女性パワーでね(笑)。
Q4 これから小川村に移住を考えている方にひと言。
A 小川村はハードウェア的なものが完備されている訳ではないけど、やある人の行動を受け止めてくれる場所です。「 あるを尽くして」頑張ってください。